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はちみつを肌に塗る効果は?期待できることと正しい使い方を養蜂家が解説

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「はちみつを肌に塗ると、保湿や美容にいいって本当?」と気になっていませんか?

家にあるはちみつを見て、「これをそのまま顔に塗ってもいいの?」「どんな効果が期待できるんだろう?」と調べている方もいると思います。

はちみつは食べるイメージが強いですが、実は肌への利用についても研究されており、保湿に関係する性質や抗菌作用などが注目されています。

ただし、研究や医療で使われるはちみつと、普段食べているはちみつを肌に塗ることは、同じように考えることはできません。ここを知らずに使うと、思わぬ肌トラブルにつながる可能性もあります。

そこで今回は養蜂家の僕が、はちみつを肌に塗ることで期待できる効果から、その理由、使い方、食用はちみつとの違い、肌に使う前に知っておきたい注意点まで分かりやすく解説します。

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https://youtu.be/LdGpGqn25GM

はちみつを肌に塗るとどんな効果が期待できる?

はちみつを肌に塗ることで期待されているのは、主に肌のうるおいを保つ働きと、抗菌・抗炎症作用です。

実際に、はちみつを肌へ直接塗った研究も行われており、特に肌の炎症や皮膚トラブルへの働きが調べられています。(⁠PubMed)

肌のうるおいを保つ働き

はちみつには水分を引き寄せて保持する性質があり、肌のうるおいを保つ目的で古くから利用されてきました。

はちみつの皮膚への利用をまとめた研究でも、保湿剤としての性質が紹介されています。(⁠PubMed)

ただ、保湿効果について人の肌で調べた研究では、はちみつを配合したクリームやジェルなどを使ったものが多く、はちみつだけをそのまま健康な肌に塗った場合の保湿効果については、まだ分かっていない部分があります。(⁠PubMed)

抗菌・抗炎症作用も研究されている

はちみつを肌に直接塗ることで、炎症を抑える働きが期待できることを示した研究もあります。

2022年に発表された研究では、アトピー性皮膚炎や乾癬のある部分に天然の生はちみつを直接塗り、7日間にわたって変化を調べています。対象者は少人数でしたが、赤みや腫れなどの症状に改善が確認されました。(⁠PubMed)

また、はちみつには細菌の増殖を抑える性質があり、皮膚への利用についても研究されています。はちみつの種類や由来によって働きに違いがあることも知られています。(⁠PubMed)

このように、はちみつを肌に塗ること自体について研究されている効果はあります。特に抗菌・抗炎症作用については実際に肌へ塗った研究もありますが、一般的な美容目的での保湿については研究がまだ限られている、というのが現在分かっている範囲です。

はちみつが肌のケアに使われるのはなぜ?

はちみつが肌のケアに使われる理由は、水分を保つ性質と、細菌が増えにくい環境を作るいくつかの特徴を持っているからです。

まず、はちみつは糖分を多く含み、水分を引き寄せて保持する性質があります。この性質が、前の見出しで紹介した肌のうるおいを保つ働きにつながっています。はちみつは化粧品分野でも、保湿に関わる素材として利用されています。(⁠PubMed)

もう一つが、はちみつ特有の抗菌作用です。

はちみつの抗菌作用は一つの成分だけによるものではなく、

  • 糖分が非常に多い
  • 酸性である
  • 水分と触れることで過酸化水素が作られる
  • ポリフェノールなどさまざまな成分を含む

といった複数の特徴が組み合わさって生まれると考えられています。(⁠PubMed Central (PMC))

特に一般的なはちみつでは、「グルコースオキシダーゼ」という酵素が水分と触れることで働き、少量の過酸化水素が作られます。これも、はちみつの抗菌作用を生み出す重要な仕組みの一つです。(⁠PubMed)

つまり、はちみつは単に「甘くてベタベタしているもの」ではなく、水分を保つ性質や、細菌の増殖を抑えるいくつもの仕組みを持っていることが、肌のケアに利用されてきた理由です。

はちみつを肌に塗るならどうやって使う?

はちみつを肌に使ってみたい場合は、いきなり顔全体に塗るのではなく、まず狭い範囲で試すのがよいでしょう。

はちみつは天然の食品ですが、肌につけたことでアレルギー反応が起きた症例も報告されています。(⁠PubMed)

そのため、「天然だから肌にも必ずやさしい」と考えず、自分の肌に合うか確認しながら使うことが大切です。

いきなり顔全体に塗らず少量から試す

初めて使う場合は、腕などの狭い範囲に少量をつけて、肌の状態を確認します。

問題がなければ顔などに使うことも考えられますが、目の周りなど皮膚の薄い場所は避け、長時間つけたままにせず洗い流しましょう。

また、傷や湿疹など肌にトラブルがある場所へ、自己判断で美容目的のはちみつを塗ることは避けた方がよいでしょう。

肌に異常が出たらすぐに使用をやめる

はちみつを塗ったあとに、赤み、かゆみ、腫れなどの異常が出た場合は、使用を中止して洗い流してください。

はちみつによる接触じんましんや接触アレルギーは実際に症例が報告されています。(⁠PubMed)

症状が強い場合や、使用をやめても続く場合は皮膚科を受診しましょう。

はちみつを肌に使う場合は、たくさん塗ることよりも、まず自分の肌に合うかを確認することから始めてください。

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食べるはちみつと肌に使うはちみつは同じではない

研究や医療現場で使用される「医療用ハチミツ」と、市販の食用はちみつを分けて説明します。

はちみつを肌に塗る前に知っておきたい注意点

はちみつを肌に塗る場合は、天然の食品だから誰の肌にも合うとは考えず、自分の肌の状態を確認しながら使うことが大切です。

特に気をつけたいのは、次の点です。

  • アレルギーに注意する
    はちみつには花粉などが含まれることがあり、肌につけることでアレルギー反応が起こる可能性があります。実際に、はちみつを使ったスキンケアによって皮膚から感作され、アレルギー反応を起こした症例も報告されています。
  • 赤みやかゆみが出たら使用をやめる
    はちみつを塗った部分に赤み、かゆみ、腫れなどが現れた場合は、そのまま使い続けず洗い流してください。
  • 傷や炎症がある肌に自己判断で使わない
    はちみつは傷のケアにも研究されていますが、医療では衛生管理された医療用はちみつが使われることがあります。傷や強い炎症がある場所を自分ではちみつを使って治そうとせず、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。
  • 最初から広い範囲に使わない
    初めて肌に使う場合は、先ほど紹介したように、まず狭い範囲に少量を使って肌の状態を確認しましょう。

はちみつには肌への利用が研究されている一方で、肌に合うかどうかには個人差があります。違和感があれば無理に続けないことを覚えておきましょう。

肌の乾燥やトラブルが続く場合は皮膚科へ

はちみつを使ったセルフケアをしても肌の乾燥やトラブルが続く場合は、無理に続けず皮膚科に相談しましょう。

特に、強いかゆみや赤み、湿疹、腫れなどが続いている場合は、単なる乾燥ではなく皮膚の病気やアレルギーなどが関係していることもあります。

また、はちみつを塗ったあとに症状が出た場合は使用を中止し、症状が強い場合やなかなか治まらない場合は受診してください。

はちみつは肌への働きが研究されている興味深い食品ですが、肌トラブルを自分で治療するためのものとして使うのではなく、セルフケアで改善しないときは原因を確認してもらうことが大切です。

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