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養蜂家になるには?知識の学び方から届出・道具・費用まで養蜂家が解説

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  • 養蜂家になりたいけど、何から始めればいいのかわからない
  • 資格はいるの?届出とか、難しい手続きがありそうで不安
  • 道具をそろえるだけで、どのくらいお金がかかるのか見当がつかない
  • ミツバチって、どこで手に入れるものなの?

こんな疑問を抱えていませんか。
ぼくは静岡県藤枝市で、養蜂をしている「梅島ふるうつ屋」です。
もともと養蜂とはまったく関係のない仕事をしていて、知識ゼロからこの世界に入りました。
だからこそ、これから養蜂家を目指す人がどこでつまずきやすいか、よくわかります。

養蜂家になるのに、特別な資格は必要ありません。
ただし、知っておかないと後で困る手続きや、最初にそろえておきたい道具、だいたいの費用感はあります。
この記事では、養蜂家になるまでの流れを、知識の学び方・法律上の手続き・道具・費用・ミツバチの入手方法まで、順番に説明していきます。

初心者向け養蜂道具まとめ(Amazon)

うめしー

ぼく自身が実際に使っている、初心者におすすめの養蜂道具をまとめたリストをAmazonのショップページで公開しています。
養蜂ショップで購入するとかなりの値段のものが、かなり安く揃うので揃えられるものはAmazonで揃えてしまうのがおすすめです。

Contents

養蜂家に「専業」の人は少ない?兼業から始める人が多い理由

結論から言うと、いきなり養蜂だけで生活する「専業養蜂家」を目指す人は多くありません。
まずは仕事や農業を続けながら、休みの日にミツバチの世話をする「兼業」から始める人がほとんどです。

兼業(副業)養蜂家として始めるという選択肢

養蜂は、毎日つきっきりで世話をしなければいけない仕事ではありません。
巣箱の点検は週に1回程度でも十分なことが多く、会社員をしながらでも両立しやすい作業です。
ぼく自身も、最初は本業を持ちながら、休日にミツバチの様子を見に行くところから始めました。
「まずは小さく始めて、様子を見ながら広げていく」というやり方が、リスクを抑えられておすすめです。

専業養蜂家になるために超えなければならないハードル

一方で、養蜂だけで生活していくには、いくつかの壁があります。

  • 蜂蜜が安定して採れるかどうかは、天候やミツバチの状態に左右される
  • 蜂群(ミツバチの群れ)の数を増やすには、時間とお金がかかる
  • 採った蜂蜜を売る先(販売ルート)を自分で作る必要がある

そのため、専業を目指す場合でも、最初は兼業として経験と資金を積み上げてから移行する人が多いのが実情です。

養蜂を始める前に必ず知っておきたい「蜜蜂飼育届出」

養蜂家になるために資格は不要ですが、法律で決められた「届出」だけは必ず必要です。
これを知らずに飼育を始めてしまう人が多いので、最初に説明しておきます。

蜜蜂飼育届出とは何か

「養蜂振興法」という法律で、ミツバチを飼っている人は、都道府県に飼育の届出をすることが決められています。
これは、趣味で少しだけ飼っている場合でも対象になります。
「自分は仕事にしていないから関係ない」とはならないので、注意してください。
詳しい内容は、農林水産省「養蜂について」のページにまとまっています。

届出はいつ・どこに出すのか

届出は、毎年1月31日までに提出することになっています。
提出先は、ミツバチを飼っている場所ではなく、飼っている人が住んでいる都道府県です。
提出先を間違えやすいポイントなので、覚えておいてください。
実際の書式や窓口は都道府県ごとに違うので、お住まいの都道府県のホームページで「蜜蜂飼育届」と検索して確認するとスムーズです。

届出をしないとどうなるか

届出をせずに飼育を続けていると、法律違反として過料(罰金のようなもの)が科される可能性があります。
また、届出には、近くで他の人が養蜂をしていないかを確認できるという役割もあります。
ミツバチ同士の距離が近すぎると、エサの取り合いになったり、病気が広がりやすくなったりするので、届出は自分のためにもなる手続きです。

うめしー

届出に関しては以下の記事でまとめていますのであわせて読んでみてください。

養蜂をするには許可は必要?届出の方法と住宅街で気をつけたいこと 「養蜂を始めたいけど、そもそも許可っているの?」「役所に何か届け出ないと怒られるんじゃないか」「マンションや住宅街でも育てていいのかな...

養蜂に必要な知識はどうやって学べばいい?

届出と同じくらい大事なのが、ミツバチの飼い方そのものを学ぶことです。
学び方には、大きく分けて「独学」と「師匠に教わる」の2つの方法があります。

独学で学ぶ方法(本・ネット・動画)

本や専門サイト、動画などで学びながら、自分で少しずつ始める方法です。
費用がほとんどかからず、自分のペースで学べるのがメリットです。
ただし、本や動画だけでは、実際の巣箱を開けたときの「におい」「音」「ミツバチの動き」までは伝わりません。
最初のうちは、ちょっとした異変(病気のサインや女王蜂がいなくなった状態など)に気づきにくいという弱点もあります。

うめしー

今ではYouTubeやSNSがあったりと昔と比べても、独学でも始めやすくなったことは間違いはありません。
ぼく自身もこれらのツールから教えてもらうことや出会う人もたくさんいます。

養蜂家に弟子入りする・養蜂教室に参加する方法

近くの養蜂家に教えてもらったり、養蜂協会や自治体が開いている養蜂教室・講習会に参加したりする方法です。
実際の巣箱を目の前にして教われるので、独学よりも早く、正確に技術が身につきます。
地域によっては、養蜂組合が初心者向けの相談会を開いていることもあるので、住んでいる地域の農政窓口に問い合わせてみるのもひとつの方法です。

うめしー

SNSなどでも養蜂の相談会などを開いているところを時々見かけるようになってきました。一緒に働く人を募集したりということも見かけます。
Instagramのぼくのアカウントでは、養蜂家さんなどをフォローしていたり、フォローされていたりという人も多いです。

ぼくのアカウントをフォローしておけば、それらの情報も手に入りやすいので、よければフォローしておいてください。

梅島ふるうつ屋のInstagramはこちら

独学と弟子入りではどちらがいいか

結論としては、両方を組み合わせるのがもっとも現実的です。
本や動画で基本的な知識を頭に入れておき、実際にミツバチを飼っている人に一度でも見学させてもらう。
これだけでも、いきなり独学だけで始めるより、失敗のリスクをかなり減らせます。

うめしー

ぼくも最初は本と動画だけで勉強していたけど、実際に巣箱を開けてみたら「思っていたのと違う!」の連続でした。できれば一度は、経験者に見学させてもらうのがおすすめだよ。

養蜂家になるには、主に3つのルートがある

ここまで紹介してきた「学び方」に加えて、養蜂家としてどう歩んでいくかにも、いくつかのルートがあります。どれか一つが正解というわけではないので、自分に合ったスタイルを選ぶ参考にしてください。

独学ではじめる

本や動画で知識をつけながら、自分で届出をして道具をそろえ、いきなり飼育を始めるルートです。ぼく自身もこのルートで養蜂家になりました。初期費用と始めるまでのハードルは低い一方、最初は失敗や試行錯誤が多くなりがちです。

経験のある養蜂家に弟子入りしてから独立する

すでに養蜂をしている人のもとで手伝いをしながら、実際の作業を教わるルートです。技術や勘所を直接吸収できるので、独立したあとの失敗を減らしやすいのが強みです。弟子入り先を見つけるには、地域の養蜂組合や講習会で知り合った養蜂家に直接相談してみるのが近道です。

養蜂業を営む企業・大手養蜂業者に就職する

養蜂を事業として行っている企業や大手の養蜂業者に就職し、社員として技術と経験を積むルートです。給料をもらいながら学べるうえ、大規模な飼育や採蜜、流通の仕組みまで一通り経験できるのがメリットです。将来独立を考えている人にとっても、実務経験を積む場として選ばれています。

どのルートを選べばいいか

資金や時間に余裕がなければ独学から小さく始める、早く技術を身につけたいなら弟子入りや就職を検討する、というふうに、自分の状況に合わせて選んだり組み合わせたりして大丈夫です。

うめしー

ぼくのように独学から始めても、地域の養蜂家や講習会で相談できる相手を見つけておくと、いざというときに心強いです。

養蜂を始めるために揃えておきたい道具

養蜂には、安全に作業するための道具と、ミツバチを飼育するための道具の両方が必要です。

巣箱・巣枠などの基本セット

  • 巣箱(ミツバチが暮らす木の箱)
  • 巣枠(巣箱の中に入れる、巣を作らせるための枠)
  • 巣礎(巣枠に貼る、巣の土台になるシート)

防護服・燻煙器など安全のための道具

  • 防護服・ネットつきの帽子(顔や首を刺されないようにするため)
  • 手袋(厚手で刺されにくいもの)
  • 燻煙器(煙を出してミツバチを落ち着かせる道具)
  • ハイブツール(巣箱をこじ開けたり、巣枠を持ち上げたりする道具)

採蜜のための道具

  • 遠心分離機(蜂蜜を巣から取り出す道具)
  • 蜜こし器・容器(採った蜂蜜をこして保存する道具)

これらの道具は、専門の養蜂用品店で一式そろえると、それなりにまとまった金額になります。
ですが、手袋やネット帽子、容器などは、Amazonで似た性能の代用品を探すことで、費用をかなり抑えられます。
ぼく自身が実際に使っている、初心者におすすめできる道具だけをまとめたAmazonのショップページを作っています。
道具選びで迷ったときは、こちらを参考にしてみてください。

初心者向け養蜂道具まとめ(Amazon)

養蜂家になるための初期費用はどのくらいかかる?

費用は飼う群れの数や道具によって変わりますが、目安を知っておくと計画が立てやすくなります。

道具一式でかかる費用の目安

巣箱・防護服・燻煙器など、最低限の道具を専門店でそろえると、1群あたり数万円程度かかるのが一般的です。
遠心分離機など、複数の巣箱で共有できる道具も含めると、初期投資としてはまとまった金額になります。

蜂群(ミツバチ本体)を手に入れるための費用

道具とは別に、ミツバチの群れそのものにも費用がかかります。
群れの状態(女王蜂がいるか、働き蜂の数がどれくらいかなど)によって価格は変わるため、購入前に販売元へ確認するのが安心です。

費用を抑えるための工夫

  • 手袋・帽子・容器など、専門品でなくても代用できる道具はAmazonなどで探す
  • 最初は1群からスモールスタートし、慣れてから群れを増やす
  • 地域の養蜂組合や先輩養蜂家から、中古の道具を譲ってもらえないか相談してみる

先ほど紹介したAmazonのショップページも、こうした費用を抑える工夫のひとつとして活用してもらえたらと思います。

うめしー

最初から高い道具をフルセットで揃える必要はありません。
本当に続けられそうかを確かめながら少しずつ揃えていくくらいでちょうどいいと思います。

特に蜂蜜を採取する道具の遠心分離機は高額になりやすいので、最初はAmazonで手に入る、安いものを使うのが良いでしょう。

初心者向け養蜂道具まとめ(Amazon)

巣箱に入れるミツバチ(蜂群)はどうやって手に入れる?

道具がそろっても、肝心のミツバチがいなければ養蜂は始まりません。
セイヨウミツバチの場合、群れの入手方法は主に「購入」になります。

養蜂業者・種蜂販売店から購入する

もっとも一般的なのは、種蜂(たねばち)を扱っている業者から、群れごと購入する方法です。
女王蜂・働き蜂・巣枠がセットになった状態で届くため、初心者でも比較的スムーズに飼育をスタートできます。
購入時期は地域や業者によって異なるので、早めに問い合わせて予約しておくと安心です。

うめしー

特に最近はミツバチ不足がうたわれており、直前では手に入れられることはほとんどありません。

養蜂家側も売り蜂としてはすぐに出すことはできないので
必ず前年のうちには、予約をするようにしておいてください。

分蜂群を譲ってもらう場合の注意点

まれに、他の養蜂家から分蜂した群れを譲ってもらえることもあります。
ただし、自然に飛んできた群れを自分で捕まえる「捕獲」は、ニホンミツバチの飼育でよく使われる方法です。
セイヨウミツバチを始める場合は、基本的には信頼できる業者や養蜂家から購入する方法を軸に考えるのがおすすめです。

養蜂を始めてから気をつけたい近隣トラブル

道具とミツバチがそろっても、住んでいる場所によっては近隣への配慮が欠かせません。
ミツバチは強い毒性を持つ生き物ではありませんが、見た目だけで不安に感じる人も少なくないからです。

  • 巣箱を置く前に、近隣の人に一言伝えておく
  • 洗濯物を干す場所や人の通り道からは、できるだけ距離を取って巣箱を置く
  • ミツバチのフンや飛行ルートが、隣家の敷地に集中しないよう向きを工夫する

ちょっとした配慮の差で、トラブルになるかどうかが大きく変わってきます。
実際にどんなことが原因でトラブルに発展しやすいかは、こちらの記事で詳しく解説しています。

養蜂トラブルの原因はどこにある?養蜂家が意地悪に見える理由を解説 「人に迷惑をかけないように養蜂をしましょう。」 これは先日、養蜂の講習会で行われたときに講師の先生が言われていたこと...

いきなり自分で飼うのが不安な人は「巣箱オーナー制」という選択肢も

ここまで読んで、「知識も道具も費用もかかるし、いきなり自分で始めるのはハードルが高い」と感じた人もいるかもしれません。
そんな方には、養蜂家の巣箱をオーナーという形で見守る仕組みを利用してみるのもひとつの方法です。
自分でミツバチを飼う前に、養蜂の雰囲気やミツバチの様子を知ることができます。

【梅島ふるうつ屋】みつばちの巣箱オーナー制 もし、地球上からみつばちが消えたなら、人類は4年で滅びるだろう これは理論物理学者のアルベルト・アインシュタインの残した言葉...

養蜂家になるまでの流れをステップでまとめると

最後に、ここまで説明してきた内容を、実際の行動の順番として整理します。

  1. 本や動画で、養蜂の基本的な知識をつける
  2. できれば養蜂教室や見学で、実際の巣箱を見せてもらう
  3. 独学・弟子入り・就職のうち、自分に合ったルートを選ぶ
  4. 都道府県への蜜蜂飼育届出を、1月31日までに提出する
  5. 巣箱・防護服・スモーカーなど、最低限の道具をそろえる
  6. 種蜂販売店などから、蜂群(ミツバチ)を購入する
  7. 近隣への配慮をしたうえで、巣箱を設置し飼育をスタートする

順番通りに進めなくても大丈夫ですが、「届出」だけは忘れずに、飼育を始める前後で必ず済ませておいてください。
養蜂家になるということは、資格を取ることではなく、こうした準備をひとつずつ積み重ねていくことなんだと、ぼく自身、実際にやってみて感じています。

ぼくも15年勤めた会社を辞め、実家のみかん農業を継ごうとしたものの、うまくいかずに一度すべてを失ったような状態になったことがあります。
そんなときに友人から「ミツバチが、面白い」と言われたのがきっかけで、半信半疑のまま本を読んだり調べたりするうちに、自分でも飼ってみたいと思うようになりました。
不安だらけでしたが、実際に巣箱を置いてミツバチと暮らし始めてみると、朝から晩まで黙々と働く働き蜂の姿に、心を動かされました。
「働くって、こういうことだったんだ」と、忘れかけていた何かを思い出させてもらった気がします。

うめしー

道具選びで費用を抑えたい方は、ぼくが実際に使っているものをまとめたこちらのページもあわせてチェックしてみてください。

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うめしー

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