ミツバチが一生懸命に蜂蜜を作る姿を見ると、「どうしてそんなにたくさん貯めるの?」と思いますよね。
蜂蜜は、人が食べるために作られているわけではありません。ミツバチが花の少ない時期や冬を生き抜くための、大切なエネルギー源です。
一年を通した巣の暮らしから、蜂蜜を作る理由を見ていきましょう。
蜂蜜はミツバチが生きるための保存食
花がたくさん咲く時期、働き蜂は花蜜を集め、巣の中へ運びます。花蜜をそのまま置くのではなく、水分を減らして蜂蜜へ変えることで、長く蓄えやすくなります。
天候が悪くて飛べない日や、花が少ない時期でも、巣の蜂たちはエネルギーを必要とします。その備えが巣にたくわえた蜂蜜です。
冬は蓄えた蜂蜜を食べながら巣を守る
寒い地域では、冬になると外へ花蜜を集めに行ける機会が減ります。ミツバチは巣の中で集まり、体を震わせるように筋肉を動かして熱を作ります。
その活動のエネルギーになるのが、暖かい時期に蓄えた蜂蜜です。巣の中の集団は、蜂蜜を食べながら少しずつ移動して冬を越します。
蜂蜜と花粉は役割が違う
蜂蜜は主に糖質を含み、ミツバチのエネルギー源になります。一方、花粉はたんぱく質などを供給し、幼虫を育てるためにも使われます。
どちらも巣の暮らしに欠かせません。「蜂蜜さえあれば、すべての栄養が足りる」というわけではないのです。
たくさん作るのはミツバチの群れ全体が年を越すため
ミツバチは、女王蜂、働き蜂、雄蜂が一つの群れとして暮らします。個体だけでなく、ミツバチの群れ全体が次の季節まで生き続けるために食料を蓄えます。
スズメバチの仲間などと違い、セイヨウミツバチの群れは集団で年を越します。そのため、花のある季節に余裕をもって蓄えることが重要です。
養蜂家はミツバチの食料を残して採蜜する
養蜂で採る蜂蜜は、ミツバチが蓄えたものの一部です。巣に必要な食料まで取り尽くせば、ミツバチの群れは生きていけません。
必要な量は地域、季節、ミツバチの群れの強さで変わります。養蜂家は巣にたくわえた蜂蜜の状態を見ながら、ミツバチが暮らし続けられることを前提に管理します。
梅島ふるうつ屋が蜂蜜作りで大切にしていることは、こちらで紹介しています。

まとめ
ミツバチが蜂蜜を作るのは、花の少ない時期や冬を越すためのエネルギー源として蓄えるためです。
蜂蜜はミツバチの保存食であり、巣の仲間全体の命を支えています。次に蜂蜜を味わうときは、季節を越えるための貯えから分けてもらっていることも思い出してみてください。
参考にした情報
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